「 世紀末微懐メロ伝説 」一覧

世紀末微懐メロ伝説その81。

アスク・エニィバディStick Around
SWIRL 360
“Ask Anybody” [1998]

 先行シングルだったスーパーキャッチーなHey Now Nowを聴きながら過ごした98年の夏。そして秋にようやくリリースされたアルバムは永遠の愛聴盤と化す。

 捨て曲なしなんてケチなこといわない。全曲シングルカットに耐える超絶美麗メロディとコーラスはまさしくハードポップの頂点。イケメン双子といえばまず思い出すのはNELSONだが、コーラスの美しさでは一歩譲るもののキャッチーさでは間違いなくこちらの方が上だ。

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世紀末微懐メロ伝説その80。

SevenSign of the Times
NIGHT RANGER
“Seven” [1998]

 反則的に2回目のナイレン。

 こうしてピックアップしてしまうと自分もアレを別物と認めることになってしまいそうな気もするが、こちらも楽曲的には解散前と随分変わっているわけだしまあいいか、みたいな。

 そんな別人28号アルバムから数少ないアップテンポの最初と最後、どっちを選ぶか悩みに悩んで(1)を。でもNRらしいというよりコレは歌謡曲ですよ。70年代後半のジュリーとか。

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世紀末微懐メロ伝説その79。

Where You Gonna RunCalling out Your Name
FIREFLY
“Where You Gonna Run” [1998]

 プログレ風味メロディアスHR、ハスキーボーカルでシンセ入り。
 ジャーニー。昔の。
 ルカサー、つまりTOTOっぽくも。

「なんだ、すげえピンポイントで突いてきてるじゃないか」と気付いたのはしばらく経ってからだった。ずっとこの4曲目ばっかり聴いてたから。

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世紀末微懐メロ伝説その78。

ブリッジズ・トゥ・バビロンFlip the Switch
THE ROLLING STONES
“Bridges to Babylon” [1997]

 なんでこのアルバムか、と改めて思い出してみる。

 当時洋盤によくあった縦長の化粧箱入りVoodoo Loungeの「CD-ROM」を音楽CDと勘違いして購入したはいいがパソコン家になくて(職場のPCにもCD-ROMなんて付いてなかった)、中古CD屋は買い取ってくれなかったので燃えないゴミの日に捨てた」という暗い過去を封印していたからなんだな。
 っていうか今の今まで忘れてたのにムキー!

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世紀末微懐メロ伝説その77。

Honey I'm HomelyLost Again
DANCE HALL CRASHERS
Honey, I’m Homely [1997]

 特に予備知識もなく、ラジオやテレビで触れたわけでもなく、店頭で試聴したわけでもない。まさかジャケットに惚れたわけでもないだろう。
 どういう経緯で手元にやってきたのか全然思い出せないけど妙に気に入ってしまったスカコアバンド(もうジャンルってなんでもありなんだなあ)、実は結構評判がいいらしいセカンドから何も考えずにファーストトラック

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