ペンギン2.0。

W51CA au春の新作(ややフライング)、ペンギンケータイことカシオの回転液晶モデルW51CAを見てきました。機種変に対してはそれなりに前向きで。
 まず最初の印象は「うぇwww 塗装安っぽwww」。特に黒。
 プレスリリース時点で3色いずれもピンとこなかったわけですが、黒はひょっとしたらという期待もありました(CASIOの白は経験上“開いたらガッカリする”ことがわかっているので)。そして見事に裏切られ。
 マットとまで行かないんだけど光沢を活かしてるわけでもない、ごくごくフツーの黒ペイント。
 前モデルのW43CAがネイビーインクという凝った色を持ってきてただけに、余計安っぽさが強調されます。これだと男性でもピンクモデルを手に取りたくなるんじゃないかしら。いっそのことグロス入りグレー(A5406CA)とかヘアライン入りシルバー(W21CA)みたいな方向性も検討して欲しかったところです。
W43H II ついでにW43Hのマイチェンモデルをチェック。今回はブラックとピンクが追加されたわけですが、液晶側のエッジがスケルトンになっている特徴的な質感をあまり活かしてないようにも思える。マイチェン前のブラウンやホワイトで見られた高揚感がなくなり、より万人向けになってしまってます。
 続けてauの現行モデルを一通り見てみたわけですが、改めて「ギミックや機能に関してはもうあまり求めてない、むしろサイズとか質感とかの話」であることが再認識できましたですよ。
W43CA でも現在手持ちのA5403CAスパークオレンジやかつてのA5512CAに連なる「持ってて気持ちいい、見てて飽きない」筐体を再現したW43CAは、職場の兄さんがネイビーインクをゲットされてしまっているのだよな。あの「正義の味方ナンバーワン」というか「出始めのDCブランド」みたいなレッドがもう少し捻ってあれば即転んでたのになあ、などとつくづく思います。
 それでもCASIO/HITACHI以外のauケータイは徹頭徹尾スルーなのでした。ベル打ち万歳(今のは違うけど)。
 しかしまあ、携帯ってのは「決定版」や「フラッグシップ」を出しづらい市場になってしまっていますねえ。どれも微妙な踏み切れなさが残っているのは買い換え促進策としか思えません。キャリア制とインセンティブのせいで特定モデルに注力できないなんてのは市場規模から考えたら言い訳、怠慢としか聞こえねーです。特にDoCoMoとauの両キャリアに提供してる会社。君のことだよソニエリ君。