被災者の、被災者による、被災者のための追悼ドラマ。

阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ「その街のこども」

 録画してたのをようやく見た。タイトルは見終わった直後の、被災者でない「元」そして「現」在住者の感想。
 視聴率が伸びなかった理由もタイトルのままだろう。

 そして第二印象。
 これは震災のサイドストーリーなのだな、と。

 エンドロール時点で主役の座から降りていたもの同士の後日譚。
 悪いことじゃない。それでこそ伝えられるメッセージもある。

 サトエリの2つ歳上になる教え子たちを思い出す。
 高校を卒業する1995年の3月、摂津本山の駅前に集まる約束は果たせなかった。