2001年5月5日(土)の○と×

連休最終日

 高松での部屋探しも放り出し、ツーリングに行くわけでもなく、昼の三時まで寝こける。
 単車で須磨を目指すが、ハーバーランド前で通り雨に遭遇し小休止。たばこを買おうとするものの軒並み旧五百円硬貨は利用不可だったり。千円札も切らしていたので仕方なくマクドへ。

止んだので

 2国で須磨まで、と思ったのになぜか和田岬方面に。バイトで走り回った中央卸売り市場付近を流す。中央球技場の工事現場を撮影後、裏道から須磨へ。よく考えると須磨へ2国以外から入ったのって初めてかも知れない。

海岸

 ヘルメットを脱いだ瞬間、むせ返るような磯の薫りが鼻孔を満たす。海は久しぶりだ。薄暗くなりつつある砂浜には、それでもいくつかのグループとカップルが見えた。
 水面の赤さは夕日の照り返しではなく、赤潮のせいだった。桟橋の先に立つとうねる満ち潮への恐怖が否応なく増す。まだ海は私に優しくない。
 ほんの少しの気まぐれで、そのまま洗い流されてしまいそうな防波堤の先にも釣り人が群がっている。到底真似できる所行ではない。
 ここから高松は見えない。もちろん、高松からここも見えない。

淡路架橋

 明石を周り、第二神明を使って帰ることにする。途中、舞子の橋を足元から見るため小休止。淡路島を背景にした六角堂周辺の眺めは失われた神戸の風景のひとつ。
 風が強い。ジャケットのはためきと波の音から受ける印象はほとんど台風。
 帰ろう。