1999年10月20日(水)の○と×

最近のそういえば

 ※本日の日記には一部脚色があります。一部な。
 最近はもう通勤電車の中でジャミロレッツラーを触りたくるのが全然平気になってしまって困ったちゃんな私。例によって例のごとく帰宅途中の電車内で日記を書いていると、隣のオッチャンがしげしげと画面を覗き込んできた。
 以前酔っぱらいに兄ちゃんエエなあコレと質問責めにあった経験もあり、今回はサラリと無視することにした──というのは真っ赤なウソで、そもそも電車の中で自慢たらたらノートパソコンを持ち出すという下劣な虚栄心の固まりであるところの私、より一層タイピングの手が加速するのは当然の帰結である。
 ねえねえ、うらやましいでしょ光線を全身で発しつつIEでのプレビューで一段落付き、チラリと隣を見ると──オッサンはなかなか渋い反撃に出た。
 ──DOS版モバギ!!
 既に私の作業の手は止まっている。れっつらーのパームレストはじっとりと汗ばみ、冷や汗が襟足を伝った。
 ──まさかとは思うが・・・BSDだったらどうしよう・・・(<どうもしません)
 視線を泳がせつつチラチラ動向を見守るばかりの私に、オッサンは優越感丸出しの冷笑を浮かべ・・・ることはなく、何故かそのままモバキを閉じた。
 ──まさか・・・見せたかっただけ!?(<人のこと言えません)
 少々の失望とともに、私は当面の懸案事項であるQAUTOMAC.MACのカスタマイズへ取りかかることにした。隣ではまた鞄をゴソゴソやっている。
 ──やはり持ってるもーん、へへーんだというアピールだったのか・・・
 夢想する私の想像を裏付けるかのように、それは起こった。
 ──こたつトップノート!?
 そう。鞄から出てきたものは、サブノートなどという可愛らしいものではなかった。
 A4フルサイズ、超重量級フル装備のノートブック(けどSVGA)
 いやむしろラップトップとでも言うべき、健さん愛用のFMVビブロであった。
 ──オッサン、そこまでするか・・・。
 誇らしげな手つきでオッサンはFMVの液晶パネルを開く。私だけではない。車両内乗客全員の視線はもはや彼の手元に釘付けだ。
 FMVのOSはどうやら Windows95 OEM2.x。ご丁寧にアクティブデスクトップも有効になっている。
 彼はエクスプローラを開き、「香川県・県人会」というフォルダにアクセスした。
 ──負けだ・・・オレの負け・・・オレにはそれを持ち歩く根性はない・・・
 オッサンの手が、おもむろにトラックパッド上で静止する。
 ──そうか、まずは華麗なポインタコントロールからご披露だよな・・・
 息詰まる一瞬。
 それは、永遠に続くかと思われた。
 ──どうした、オッサン・・・オレはもう白旗(サスペンドモード)だぜ・・・?
 オッサンは、13インチはありそうなTFT液晶(けどSVGA)の目映い光に包まれ、安らかな眠りについていた
 …………。
 西明石でオッサンが目覚めたとき、FMVのバッテリ残量はどうなっていたのか。
 それは永遠の謎である。(いや、勝手にサスペンドするだろうけどな)

今日の○

 以前こんな与太話をしたことがあったのだが、どうもそーゆーソフトは見つからず(あまり真剣に探してないという話もある)、挑戦してみようかと言ってくれた友人も速攻で匙を投げるに至り、世の中の人はあまり困っていないのだろうかと思っていたところ。
 発見。QTTA for WindowsCE
 あるトコにはあんのやなー、と思わず関西弁が。
 Winキー+数字というコンビネーションでのホットキーもポイント高し。
 ……何故にCE版のみ!?(号泣)
 お作法を無視したソフトが多すぎるのだろうか。
 トレイアイコンの情報を引張り出す関数がないとかも聞いたが。

今日のX

 ASCII付録MS-Y2K(笑え)チェックCDを入手。
 したのはいい。いいんだが・・・
 やる気なくすぞ。なんだこのボリュームは。
 本社の管理が「面倒だし安いしWin98SEプリインストール機に入れ替える」とかホザくのも仕方ないか、と一寸だけ。