2000年8月7日(月)の○と×

今日の接客業

 ドリンクとかタバコとか近代麻雀とか。
 単品の小物をコンビニなどで購入したとき、大抵の場合ビニール袋はもらわないことにしている。
 家庭内分別回収に便利だとか色々考えた時期もあったが、結局それ自体がゴミになるケースが多かったからだ。
 余談だがCDのスリーブはずっと「入れないで下さい」派である。レコードに比べてCDに対する愛が足りないせいだと言われたなら、私は大きく頷くだろう。
 ……本題に。
 最近、コンビニでその手の買い方をすると、必ず
 「このままでよろしいですか?」
 と言われるようになった。
 微妙に不快だ。
 向こうが何もいわれなければ、間違いなく「あ、そのままでええよ」と自分から言い出すはずの私なのに。
 一瞬だけのことである。それでも気分悪いのは確かだ
 「袋にお入れしましょうか?」
 こう言い換えてくれるだけで、実に気分よく断れる。少なくとも私は。
 馬鹿馬鹿しい話ではあると思う。
 しかし客商売というのは、そもそもそういった事柄の積み重ねである。
 例えどんなにつまらないことに見えても、店で扱う品の売り上げに全く関係が無さそうであっても、いかに客を気分良くさせるかを考えるのが客商売の基本であり応用であり到達点だ。
 「できることなら袋を使いたくない」と思っていることなど、客には僅かでも感じさせちゃいけない。それがプロの接客だ。
 あるいはそれをコンビニのバイト君に求めるのは酷なのかも知れない。しかし、店長なりチーフは管理のプロとしてそのように差配することが求められるのではないか?
 けど、最近そういう流れじゃないよねー。
 経費削減への努力は当たり前。なりふり構っちゃいられない。
 それが景気衰退への悪循環に一役買っていることに、量販店はおろか個人商店主の中にも気づいてない人間がいる、っつーのはどうかと思いますわ、私。
 ……え? 社会派コラムってのはこーゆーのじゃない?(^^;)
2000/8/12 (Sat)
 アンカー間違ってたので修正しました。
 南野さん、御指摘感謝です\(_ _)