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松本清張。

 合意形成をピンポイントの一点突破でよしとせず、アレもコレもと欲張るのはここ数年の悪癖かもしれないなあ……なんてことを今さらながらに思う節目の年。

 客先に常駐することで(自らのそれとは異なる)顧客の時間軸を目の当たりし、平面同士の向かい合いに終始していた協議や折衝が立体感を持ってきた今、かつて点で妥協していたものを線にし、あわよくば(3点支持の)面にしていきたいという欲求自体は自然なものだろう。

 しかし三点支持は逃げ場所がない。身体をよじってやりすごす、あるいは顔をそむける余裕すら相手から奪う。4次元宇宙の住民ならざる我々としては、妥協するにも線あたりが穏当なのか、などと自らをクールダウンしてみるテスト。そもそも違う組織の人間同士なんだしね。そのへん、長いこと一緒にいるとお互い勘違いするようになるさ。

 ところで妥協線とか妥協面という言葉を、妥協点と同じ意味で使うケースが増えておりますかね? 上の意味合いで使ってるケースはググっても一件しか見つかんなかったー。

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