2000年3月1日(水)の○と×

今日の○

 SUZUNE さんが使っておられるということで早速お試しモードのプリントコーディネータ@富士通オアシス開発。
 想像以上に良いです。フォント埋め込みをしてないんでしょうか、生成される自動実行文書のサイズもかなり小さいし、用途によって印刷機能・表示機能の組み合わせを選べるのが秀逸。
 富士ゼロックスの DocuWorks が生成する自動実行文書は使い勝手も機能もかなりの物なんですが、最小 340KB というのがあまりに厳しいです。プレゼンや納品前の印刷イメージの確認とかにならまだ我慢できますが、社外へ出すメールにこれを添付するのは相当な度胸が要ります。
 ただ、下の文書がグラフィック使いまくり(ベクタ画像・ラスタ画像問わず)である場合、圧縮率と再現性は DocuWorks の圧勝でした。加えて DocuWorks は Desk というファイリングソフトの機能が非常に高い。ゼロックスのコピー機と連携して高精度のOCRも可能で、自動実行文書作成前の調整もきめ細やか。電子認証にも対応。
 さらに今日の SUZUNE さんの日記でも書かれているとおり、一太郎の縦書き文書を直接プリントコーディネータに出力した結果は散々なものでした。
 というわけでひとひねり。
 一太郎で作成した段組・ルビ入り縦書き文書を DocuWorks に出力、そこからプリントコーディネータを使って自動実行文書にしてみました。

  • taro_dw_prtc.exe (70.6KB) ※MS明朝
  • taro_dw_prtc2.exe (70.6KB) ※FAクリアレター
    (いずれも公開停止)

 おお、割とナイスかも。
 ついでに Docuworks から直接作成した自動実行文書も。重い。

  • taro_dw.exe (345KB)
    (公開停止)

 ……あ、やべ。とっととシェアレジ行こ。

今日の縦書き

 DNPたて書きプラグイン
 大日本印刷とボイジャーが共同開発したプラグインで、ヨミウリ・オンラインが対応ページを用意しています。 動作自体は Acrobat より軽く、ブラウズもそれなりに快適。 印刷会社の企画モノだけあって段組とかにも対応しているようです。
 (もちろん QTView の軽快さには程遠いし、Acrobat や DocuWorks のようなプリンタドライバを利用する文書に比べると表現力は限られてくるのだろうが)
 しかし、最大の問題はオーサリング環境だったのです。
 プラグイン自体は 382KB でダウンロードしてみようかという気になるレベル。
 しかしボイジャーのサイトでも、大日本印刷でもDNP縦書き文書を作成するツールは入手できません。 ひとこと「お問い合わせください」とあるのみ。
 大日本印刷に問い合わせたら、販促パンフ(PDF)が返ってきました。
 予想のとおり、個人で手が出せるサービスじゃなかったです。
 個人向けに HMTL から縦書きデータへの変換サービスが4月から予定されているそうですが、さーて一体いくらになるんでしょうねえ。
 (全然関係ないが、ボイジャーのサイトデザインは好み)

今日のX

 どーせならソフト比較でコーナー作ってみるべきかも。
 というわけで他に良さ気なソフトがあったら教えてください>ポータブル文書
 (そーいや一太郎もプラグインつかえばブラウザで見られるんだっけ)