世紀末微懐メロ伝説その8。

Dangerous / Michael JacksonBlack and White
MICHAEL JACKSON
“Dangerous” [1991]

Loud…
Louder…
ARE YOU NUTS!?!

 などとMegadethみたいな三点リードを引いたりして。

 「いま一番イイトコなんだよ!」と文句垂れるホームアローンが80年代的リフにあわせてエアギターするイントロはNirvana一色に染まった当時のUSロックシーンに対するアンチテーゼでしょうか。いやいや時期あってないよ。

 楽曲だけならRemember the Timeを選んでも良かったんですが、全世界に期待されながらちゃんとそれに応えた(当時としてはインパクトありまくりの)ビデオクリップに敬意を表してこちらを。

 そしていつものように脈絡無く踊り出すマイケルと土着の方々。やはりマイケルはこうでなくては、と思わず腕を組んで頷いてしまいますな。

 ビデオ最後の連続顔面モーフィングは当時のCG技術の最高峰であったことでしょう。おさげがワサッと生えるところなんかかなりのインパクトがありました。その後テレビCMとかでやたら流行って食傷気味になったりしたのはかつてのTake on Me / a-haあたりと同じ現象。

 正直マイケルは80年代までつーかスムースクリミナルあたりを最後に積極的なヲチから遠ざかっていたのですが、あらためてそれ以降を聞き直し(見直し)てみるのもいいかも、なんて思いました。どこのビデオ屋行ってもまず間違いなく置いてあるんでその点は非常にありがたい。つーかこの微懐メロシリーズ、手元のリストは90年代前半でも1/4ぐらいが既にレア盤と化してるんですがどうしたもんでしょう(つД`)