世紀末微懐メロ伝説その84。

ビリーヴBelieve
CHER
“Believe” [1998]

 なんだこのジャケ写は(;´Д`)
 普通でも怖いのにこれじゃ心霊写真だよ。
 ちなみに裏ジャケはもっと怖い

 和田アキ子とはよく言ったもんだなあ。わたしゃ彼女の若かりし頃は知らないのだけど、「胸元ガバー」「アイシャドウベター」のオールドファッションド☆セレブリティなスタイルをGoogleイメ検で見てると「叶姉妹への説明しがたい嫌悪感はひょっとしてその懐かしさにあるのか」などと考えてしまいますよ。

 正直なところ歌は和田アキ子の方が好きです。アッコちゃんの声って可愛いですよね?


 一曲目のコレを除けば目の前には80年代前半の白人女性シンガーが。(3)(5)あたりは「それなんて懐メロ?」とツッコミを入れたくなります。もちろん(1)(4)あたりの(後のA-Teenあたりに連なりそうな)パキパキのシンセポップが本アルバムの真骨頂なんでしょうけど、声はそのままなのでなんというか掴みづらいです。バラエティ豊かというほどでもないんだけど、統一感とはほど遠いというか。

 本国とUKでアホほど売れて、日本でも延々とかかり続けていたこのオープニングチューンがすべてだと言われればそこまでかも知れません。でも言うたらアレンジ以外は実にオーソドックスなのだよなあ。売れる曲というのは時代時代で流れていくけど「オーソドックスでないとバカ売れしない」ってのは真実か。