「 2001年12月 」一覧

2001年12月2日は日曜日。

確かにシロクリの

 ハイレゾフォントは綺麗だ。いや、正確にいうとフォント自体のシェイプが飛び抜けて美しいわけではなく、その高詳細な液晶のおかげなのだが。(その割にVGAザウルスのフォントは美しいと思わなかったのは謎。画面とのバランスが悪いせいだろうか)

 ところで、CLIE入院中の代替機Visor Platinumには前にも書いたとおりJ-OSを試験導入しフォントの変更を行っている。

 Palmの標準ディスプレイサイズは160×160ドットで、いわゆるスモールフォントと呼ばれる書体は高さ8ドットのプロポーショナルフォントで全角文字だと行あたり18文字の表示が可能となる。対してラージフォントは高さ12ドットの(ほとんどのWindows環境では9ポイントに相当する)フォントで、行あたり13文字となる。

 これがハイレゾクリエでは、それぞれ16ドット(Windowsの12ポイント)と24ドット(Windowsの18ポイント)となり、スモールフォントでも概ね漢字の判別が付けられる水準となっている。さらにCLIEは下位互換性のため従来のフォントも内蔵しているから、これらを利用して一画面あたりの表示文字数を稼ぐサードパーティ製Palmwareも多く出されている。

 私のお気に入りであるCrs-MeDoc(テキストビューワ)でも標準スモール・標準ラージ・ハイレゾスモールと3種類のフォントを切り替えて使用できるのだが、J-OSのお手軽フォント変更を体験してしまった今、どうにもSONY謹製ハイレゾフォントのシェイプが気に入らなくなってきてしまった。Visorではスモールフォントをpmfg08に変えていたのだが、せっかくWindows上でも(TrueTypeに内蔵している物も含め)多くのビットマップフォントが多く用意されている12ドット/16ドットサイズなのに置き換えができないのはどうにも悲しい。

 とても悲しいので、とりあえず捏造してみた。画面はPiloWebで巡回したお笑いパソコン日誌をMeDoc形式に変換し、Crs-MeDocにて閲覧しているところ。

ハイレゾスモールフォント(Crs-MeDoc)

 上はハイレゾスモールフォントの表示画面。赤のラインより上がSONY標準のスモールフォントで(1バイト文字はCrs-MeDoc内蔵の等幅フォントに置き換えられている)、ラインより下はEPSONのMS-DOSからFixed98 fontfile makerで抽出した16ドットのビットマップフォント。

標準ラージフォント(Crs-MeDoc)

 こちらは標準ラージフォント。同じくラインより上が日本語Palm OS 3.xのローレゾラージフォントで、下はTicagoの9ポイント。

 PocketPCなどの画面を見ていると、フォントデザインのバランスの良さが羨ましくなることがある。1バイト部分はArial→Verdana→Tahomaという流れの中で小さいサイズでの視認性がどんどん向上しており、2バイト部分とのバランスも悪くない。最初にモバイルギアでPocketWordの画面を見たときにも「実はWindowsよりもよくなっているのでは」と思ったが、最新のPocketPCの内蔵フォントはさらにバランスがよくなっているように感じる。

 CLIE対応のJ-OSを希望するわけではないが、せっかくの独自拡張による「使える日本語環境」なのだから、SONYもフォントの仕様を公開するなりしてサードパーティから多様なフォントが出てくるような流れにしてはどうだろうか、などと夢想したりするのであった。

しかしCLIEってのは

 「ニート」とか「スタビリティ」とか「フールプルーフ」などのPalmの常套句が通用しないデバイスだねー。

 何とかならんかなあ、と思いつつMeMoRuにて落書く。やっぱこの詳細すぎる画面では塗りだのドット潰しだのに気合いを入れる気にはならんであるよ。むしろPainter的に大ざっぱなツールが欲しいよお。

 OpenCanvas for PalmOSとか無理か。


2001年12月1日は土曜日。

ノートン先生、それはどうかと思います

 HybrisBadTransの嵐で少々鬱入り気味の週末だが、ノートン先生はそれなりに頑張ってくれている。EPSON-DOSの時代から色々ウィルスチェッカーを試してきたが、ここまで稼働率が高くなったことは未だかつて無い。とりあえず今回のノートン先生については元が取れそうだ(もちろん昔何度か購入してほとんど役に立つことの無かったノートンユーティリティーズやクラッシュガードの分まで働いているとは言わない)。

 ところで実は暫くのあいだ、Outlook Express以外のメーラは一切非サポートと勘違いしてて、ノートン先生の目に付く前に読む前にテキストエクスポート&ゴミ箱経由しないで削除をDatula上で行っていた(もちろん迂闊にもウィルス込みメールを見てしまったとしても添付ファイルやスクリプトが実行されることはなく、さらに添付ファイルとして認識した段階でリアルタイムファイル保護が効いて削除されるのだが)。

 今回、実はウィルスバスターなどと同様に通常のPOPアクセスもフィルタリングできると知って設定してみたのだが、確かにウィルスメールを弾いてくれているようだ。しかし、そのパージしたメールのレポートが問題。

 ログをローカルsmtp(正確にはメールプロクシ)からメールとして報告してくれるのだが、表題は無いわ差出人不明だわログは添付ファイルだわでどう考えてもウィルスメールと勘違いしてくれといわんばかり。

Datulaのメールリスト画面

 上がノートンのレポート、下がBadTransメール。はっきりいって怪しさはいい勝負だと思うが如何に。

 しかも先程確認したのだが、Hybrisを駆除した際のレポートメールにウィルスの一部が残っているようだ。ソースを確認したらiframeで添付ファイルを参照するHTMLがしっかり残っていた。

 メールフィルタが機能しなくてもリアルタイムファイル保護で検知&検疫&削除できる二段構えであるとはいえ、このレポートシステムは製品の信頼性を間違いなく損なうものだ。プレーンテキストで、ノートンからと明記したメールであれば何の問題もない。むしろそうしなかった理由がさっぱりわからない。

やっぱり身内でした

 昨日の疑念は正しかった……。

 というわけでその後輩はロートルなノートPCを現在修復中とか。Windows95が何とか動く程度のノートだと、アンチウィルス常駐とかは確かにしんどいだろうな。なのにOutlook Expressなどというクソ重いメーラ使ってるのも不思議だが。

シロクリの帰還

 めでたく修理から帰ってきたPEG-N700Cを早速リストア。

 やっぱゴリゴリ言うんですけど(T_T)>Graffiti
 多少マシになったみたいだが、やはり誤認識が(初期状態に比べて)多いような気がする。やっぱPalmOS 4.1アップデートまでVisor使っとくか?

んで、アップデート申し込んだのだが

 最速でも引き取り2月5日ってなにー。
 あーもー、売り払ってT600C買ってやろうかしらん。あるいはいっそ値段下がったm500か。メモリースティック資産が死ぬのは痛すぎるが。