「 2006年07月 」一覧

それこそ正座して。

うそつきケイティDoctor Wu
STEELY DAN
Katy Lied [1975]

 「ひとつの音も聞き漏らすまい」と何度となく聴き、俺ベストを作り、歌詞を覚え、私家版ライナーノーツを書き、部屋で歌い、初来日の大阪城ホールで歌い、なんてことを(時には暇と)情熱と鬱屈にまかせてやってきたわけだ。彼らに関しては。
 でもさすがに「リリース逆順・アルバム収録逆順に聴く」なんてのは学生時代にもやったことがなかった。デジタルジュークボックス万歳、つーか平日に俺はいったい何をやっていますか?


バンハン。

そうめん&玉子丼 軽く、と思ったらぜんぜん軽くない罠。
 でもある程度固形物を採らないと調子が悪いのも確かで。
 人、それを夏バテという。
 そうめんがやたらヌメり感を醸し出して気色悪い写真になってもたな……。


パワポ。

PowerPoint 2003 1year スターターパック Passion For The Future、「パワポ使いへの警告」の書評に便乗して振り返りネタ。

まず、「パワポ使いが陥る6つのワナ」はどれも大変に納得。
1 パワポで企画書を書きながら、企画そのものを考える
2 企画の全体像を考える前にディティールばかりに目を向けてしまう
3 ”いつもの”企画書を使いまわす
4 パワポの機能でできないことは諦めてしまう
5 「カット&ペースト」でデータを切り貼りして企画の流れを見失う
6 アニメーション機能など演出に凝りすぎて、企画の本質を忘れてしまう

 うわー、エクセル版つくりてえw
 営業含めてプレゼンの機会はそこそこにあったたけど、実はパワポを「本番で」使ったことは一度もない。
 最近だとワード、HTML、PDF、ドキュワークス
 その前はデジカメ(CASIOのQVシリーズ)のスライド機能なんてのも使った。PCで画像作ってカメラに書き戻し、プロジェクターに繋いでコマ送り。まだお役所とかにプレゼン用PCがなかった時代。
 さらに前だとスライド。模造紙。イラボ。OHP。持ち看。いや、これもいまだに併用してるか。
 まあ本来がアナログ大好き人間なので、意図的に外してる部分もたしかにある。でも実際、暗い部屋でパワポのサムネイルが8up印刷されたペーパーとプロジェクターの画面を見比べていると「俺は何をしにここに来てるんだ」とか思ったりしないだろうか。
 「プレゼン=学会(カンファレンス)発表≒聞いてもらえるのが前提」あるいは「プレゼンテイターの顔が見えないぐらいの大観衆が前提」みたいな環境に慣れ親しんでいると、パワポの「テンプレート依存&PC触りながら説明」という文化も受け入れやすかったりするのかな? 口八丁手八丁で大道芸人状態のプレゼンなんてのはひょっとしたら激しく時代遅れだったりするのかしら。
 ちょっと前までは「スライドをコメンテーター手ずから送る」なんてことも忌避される行為だったような気がするんだけどな……。


変わるわよ。

 AVヲチのSound it ! 5.0 for Windows記事からネタ引き。

音楽の録音、編集、加工、エフェクトに加え、ポータブルオーディオや携帯電話で再生可能なフォーマットへのエンコード機能も備えたソフトウェア。新たにATRAC3/3plus/Advanced Losslessに対応し、ソニーのウォークマンで再生可能なファイルが作成可能。

 経由したソニ☆モバでは

古いCDでは録音レベルが低いものが多いので、ノーマライズ機能は魅力かも…。SonicStageにもこういう機能があるとうれしいけど統合は難しいのかなあ。

なんてことを言われているのだけど、さんざんCPUパワーを無駄遣いしてきた私にはむしろVAIOにMP3/AACからATRACへのハードウェアトランスコード機能がないのが不思議でならぬ。
 もちろん今のニーズを満たすものとして「PSP動画へ」のトランスコードに注力するのもありだろうけど、対iPod戦略でユーザのMP3ライブラリをSonicStageに取り込もうとしているのならば「そのまま使えます」はハード売ってる会社としちゃあ絶対的に必要な機能なのではなかろうか?
 さらにいえばSonicStageプリインストールVAIOに廉価版Walkmanを抱き合わせ販売してしまわないのも謎だ。かつて他メーカーがSONYの「単体の商品」に対抗するために持ち出さざるを得なかった戦術を、だからといって今のSONYが使っちゃいけない理由はない。抱き合わせ販売の形態としては「(ATRAC対応の)Walkman」と「SonicStageによるハードウェアトランスコード対応USB2.0/IEEE1394ボード」や「同機能付きメモリースティックPro Duoリーダ」でも構わないが、これまでのメモリースティック政策の失敗が陰を落とすから避けた方が無難だろう。
 オールインワンで使え、かつ既存のライブラリも壊さずに移行できる環境が有り難いのはAppleとSONYだけだと思うのだが、どうかな。


腕に。

makes businessman die - COOL BIZ いまさら強調するまでもなく、ネクタイというのは「そこに見る人の注意を惹きつけられる」便利なアイテムである。一点豪華主義ではないが、少々よれっとしたスーツを着ていても派手柄のネクタイ一本で(そこそこに)意識を逸らすことができる。似たようなケースというか、逆のパターンのクリシェとして「足下を見られる」ってのもあるが。
 んでだ。クールビズってのはそのワンポイントに困るのだよね。特に何も考えないor周りに逆らわないノータイモードの場合、普段は視線に追われることのない部分が気になってしょうがない。例えばそれは髪型だったりヘッドホン(黒ケーブル)だったり、バッグだったり靴だったり。
 でも同年代以上のオサーン組でもっとも注目を集めやすいのはやはり腕時計だろう。特に半袖のYシャツにノータイというインパクトのないスタイルだと、のべーっと伸びた腕の先にあるメタリックな小物はやたら目に留まる。
 かくいう私は腕時計が大嫌いだったりする。自費購入、いただき物関係なく胸ポケットに入れた腕時計をポンポン無くすことでずいぶん怒られたものだ。
 別に特別汗かきということもないのだが、ステンレス・ゴム・チタン・布と素材に関係なく細い手首を締め付けられることに対して激しい抵抗がある。圧迫されるのが嫌いなのは極度の低血圧とも関係があるだろう。人より細かったからホックやボタンの類は全部留める派だったが、必要以上に身体を縛るものは極力避けてきた。
 しかしクールビズ、しかもコジャレが微妙に許されない立場でのオッサン高校生みたいなスタイルを半ば強要されている今、でろーんと伸びた生腕を衆目に晒すのにはかなりの度胸が必要だ。そんなこともあって敗北感に打ちひしがれつつ腕周りに付ける物を物色する日々が続いている。
 長々とした前振りで何が言いたかったかというと、「いっそ変態的なガジェットであれば笑えるという理由だけで許せないか」と感じていたところにピンポイントの特集が組まれていて嬉しかったのよ、と。ITmediaの中に知り合いはいません(多分)。

 レア物・ディスコン・未発売と入手へのハードルが高い製品ばかりだが、確かにこんなアレゲ製品であれば「しかたなくする腕時計」であっても自分を納得させることができそうだ。
 そしてネタは広がり更なるアレゲを目指す。

 いや、もういいって感じですけど。
 そして困ったオチが。
 久しぶりに昔所持していた腕時計を試しに装着してみたら、わずか10秒ほどであったにもかかわらず酷い水脹れ。そういえば私はハタチ過ぎたころから(さらに遡ること10年の花粉アレルギーに加えて)半端でない金属アレルギー体質となっていたのでした。そもそも腕時計というアイテムの存在を忘れるほどに遠ざけてきた理由をここへ来てようやく思い出すという間抜け。
 どーすっかなー。リストバンドやミサンガなんてさすがになあ。
 いっそ数珠にするか。でもやたらごっついのしか持ってないんだよお。