親指トラボに挑戦。

トラックマンホイール ボール操作感自体は秀逸なロジクールのマーブルマウスだが、やはりホイールの不在は不便この上ない。別に単機能スクロールなんか不要だが、ズームや各種マウスジェスチャで高度に自動化されつつあるアプリケーション環境ではTrackScrollなどの補助アプリでは到底追っつかないのだ。

 ホイール付き、かつ店頭で容易に入手できるトラックボールの選択肢はいまや3点だけだ。ケンジントンのエキスパートマウス(EM8)、ロジクールのワイヤレストラックマン(CT100)、そして同じくロジクールのトラックマンホイール(ST-65UPi/ワイヤレスのCT64UPi)。なおサンワのストリームとFORCEは真っ当だと思ってないので含めない。

 エキスパートマウスはホイールではなく大玉ボールの外周に装備したリングを用いるという異色で、慣れにはしばらくの時間を要するように思える。ボタンとの同時操作を多用する自分は特に厳しいかもしれない。ワイヤレストラックマンはボールやホイールと同じくらい重要なボタンの配置と操作感がどうにも気持ち悪い。

 親指玉にはそれ以上の不安感を覚えていたから敬遠してきたわけだが、それなりに定評のあるモデルでもあり、98ノートのサムボールレベルの操作感があれば何とかなるのではないかとトラックマンホイールに挑戦してみた。

 結果、あえなく敗退。この「親指に前後の動きを強要する」ボール操作には慣れそうにない。ファットなエルゴデザインでパームレストからボタンまでの距離が遠いにもかかわらず、ボタンレイアウトが窮屈なのも減点対象。オクに出すか、かつてトラックマンマーブルホイール使ってた後輩に押しつけるか。

 某所トラボスレでは「ボタンヘタレなどKAIZOで何とでもなる」という論調だし、ルビー化済みTrackball Explorerの再魔改造に着手するかねえ。間違いなくマイベストポインティングデバイスなのですよ、改造後のアレは。