You Better Wait
STEVE PERRY
For the Love of Strange Medicine [1994]
この人のポジションって実はチンペイこと谷村新司に近いかも。
Oh Sherrieの恥ずかしいPVでエバーグリーンと化したファーストソロに比べるとやたら知名度が低いセカンドソロアルバムよりオープニングチューン。ペリー節まわしまくり。音も80年代終盤っぽさが満喫できるド派手なアレンジで、ある意味この曲だけならJourneyのアルバムに収録されててもおかしくなさげ。
てーか当時はJourneyやNight Rangerなどの産業ロックファンに厳しい世情が続いておりまして、率直に言うと「聴くもんがねえ!」って感じに。
だもんで「Voice of Journey」であるペリーのソロなんつーたらもっとガンガン盛り上がってもよさそうなもんだったんですが、現実には「出たこと覚えてない人」すらあちこちに。うああ。
確かにJourney本体と比べるとハード&キャッチーという要素が決定的に欠けているし、なにより96年のリバイバルアルバムのインパクトが強すぎて「買った人すら忘れてる」状況に追いやられたのもしかたありますまい。
そして再評価のタイミングがオージェリーのデビューであるArrivalリリース後だったりするのか。悲しいぞそれは。Journey信者の方も(2)とか(7)あたりでなんとかなりませんか。単発の「ちょっとくどいAOR」としても十分聴けますよう。
と思ったからこそ再結成したのかもしれんよな。
続かんかったけど。しくしく。