世紀末微懐メロ伝説その57。

Hell Freezes OverGet Over It
EAGLES
Hell Freezes Over [1994]

 再結成版。このころ多かったねえ。
 新曲は(1)~(4)のみで、後は最新ライブ。
 記憶に残ってるのはこのEagles史上最も強まったロケンロールであるシングル曲だけかも知れず。だってついライブの方聴いちゃうんだもんさ。


 この曲を聴いていると、ついDoobie Bros.のBrotherhoodから先行シングルカットされたDangerousを思い出してしまう。遡ること3年ほど。なんとなく似た印象を受ける曲なのだけど、もちろんアチラの方がそういう曲に関しては年季が入ってるわけで、当時も「うぉうDoobiesはこうでなくちゃなんねーぜ!」みたいな扱いを受けていた。
 それに比べてこちらは「……はぁ?」って感じが多かったなあ。あくまで再結成のための花火であって、それも中途半端な感じ。だってドンもグレンも解散後はBuilding a Perfect BeastThe AlnighterでべったりAORしていたわけで(ドンはむしろThe End of the Innocenceこそ責められるべきか。このアルバムに関しては「怪奇! 失踪者続出の廃ホテルにヒッピーの亡霊をみた!?」をそこそこ引きずっていたようにも思えるし)、少なくともこうしたハードなチューンを想起させるものは「彼らの周りに」なかったんだもん。
 まあ、花火は散るから綺麗なわけでもあり。