インレタ野郎と呼ばれて。

Album Listのジャケット表示モード それはカセットテープ全盛時代にシコシコとアルファベットを転写していた作業と限りなく近い。
 そして同時に、いつかは「三方の壁全面がレコードジャケットで埋め尽くされたリスニングルーム」でJBLの4343(別にパラゴンでもタンノイのPrestigeでもYAMAHAの1000モニターでもいい。でもBOSEは論外)を誰に気兼ねすることもなく大音量で鳴らしまくるぜ、と夢想した25年ほど昔の自分に再会する旅でもある。
 要はね、ちまちました作業がどうしようもなく好きなのさ。両手で抱えられるほどの、構ってやらなければ簡単に日常へ埋もれてしまう矮小な世界を手間暇掛けて磨き上げ飾り立てることの空しさと楽しさ。
 ブランクメディアのラベルやMP3のID3タグを空のまま放置しておける人とはお友達になれないんですよ。だってヲタクなんだもーん。
 まあ、そんな話をせずともようやく出来上がった全面ジャケットスイッチ状態のアルバムリストは楽しい。ジャケットで聴くアルバムを選ぶのが楽しいと感じる人間は今後どんどん減っていくんだろうけどね。
 しかしID3V2埋め込みアートワークとFolder.jpgを両方とも(手作業で)用意する阿呆は現時点でもそうそうおらんような気がした。これ今後もCDリッピングするたびにやんのか。