世紀末微懐メロ伝説その87。

IDENTIFY YOURSELFSame Old Story
NEVE
“Identify Yourself” [1999]

 叙情味あふれるシングル曲の(3)It’s Over Nowも(ああっiTMSにビデオが)実はアルバム中では異端なのであって、トータルとしてはオープニングトラックからも伺えるとおりのグッドロッキンである。

 なんて書き出したところで思い出したのだが、先行発売の日本盤と遅れた本国盤とでは曲順も収録曲も違うから気をつけねばならん。そしてこの邦盤は割と早々に廃盤になってしまって、翌年には平然と「新人ですー」みたいな紹介を並べていたのだったよ。覚えてるぞHMV三宮。


Neve [from US] [Import] ところでiTMSのUSショップは本国版の曲名でならべておきながらリップ音源は日本語版だったりする。そんな間違いあるか普通、と笑えてしまったので日米対応表なんか用意してみよう。

日本盤Tr. 曲名 US盤Tr.
01 Digital On 01
02 Same Old Story 05
03 It’s Over Now 03
04 Motor 04
05 Freeform 07
06 Absent 06
07 Trip and Glide 09
08 Step Up 12
09 3 Years 10
10 Wake Up Call
11 Skyfall 08
12 Drift 13
Six Feet Under 02
Anything 11

 概ね対比はこんな感じ。なんだ、1曲減って2曲足してるだけなのか。

 つーわけで、iTMSのNEVEアルバムで(2)Six Feet Underと書かれている曲の中身がSame Old Storyなのだ。ふざけすぎっつーか詐欺じゃねえか。

 新人とも思えない重厚な音づくりに驚かされ、てっきりキャリアのあるバンドだと思っていたら実はレーベルが根性入れて作り上げたという事実が見えてきて少し萎えたりしたのも昔の話。解散後も思い出したように動向を追いかけていたのだけれど、メンバーの何人かと結成したgeniusは新曲のデモを一曲放置してるだけ、中心人物のJohn Stephensは一年ほど前にUSソロツアー(わずか10日)を敢行してやはり音沙汰なし。

 かと思えば昨年末にはNEVE再結成アルバムリリース告知なんてのもあったりして「ああ、まるでSwirl某の動向を追いかけているようだねえ」なんて涙してしまうのでありますよ。

 新作リリースがUKとオンラインでスタートなんてのもまさにそんな感じだし、ジョン・カロドナーに振り回されて潰れたところはむしろNELSONとか思い出す。ちなみにこのシリーズのその88、その91、その100で予定してる奴らもそんな感じの潜水中だ。泣けるね。

 つーかおまいら難しいこと考えずにレーベル日本へ置きなさいよ。絶対USやUKより受けるから。そりゃ言葉通じないのはしんどいだろうけど別に常駐しろとか言わないし。特にステファンなんてバイオにデビューアルバムは日米で10万枚を売り上げとか書いてるぐらいで、明らかに自分が日本向けっつーか「受ける線」だってわかっただろうにさ。
 とまーあり得なさそうなことばっか言ってもしゃーないんでこのへんにしとくが、オイラが「また音楽聴き始めた」97年以降(つまりこの10年)に絞っても解散orメジャー脱落組が目立つほど多いのは一体どうしたことでありましょうかねえ。