Light Shine
SWIRL 360
California Blur [2005]
全13曲のこのアルバム。でも最後の「Okay」は再収録曲ということで、彼の「ダメダメ・カリフォルニア・ストーリーズ」はここでひとまずの区切りとなります。
11曲めが映画のエンディングロールなら、この12曲めはテレビシリーズのエンディングとでもいいましょうか。とりとめのない会話を何度も繰り返し、それでも最後の10分では「その話の中での決着」をため息と苦笑いで迎える、そんな1時間ものの青春ドラマ風味。
すぐ目の前にある、決して暗くはないけれど立ち止ることも脇道に逸れることも許されない一本道への入り口を、焦点の定まらない瞳で眺めながら過ごした日々。
さようなら、僕のカリフォルニア。