世紀末微懐メロ伝説その21。

Hold Your FireReach for the Sky
FIREHOUSE
“Hold Your Fire” [1992]

 BON JOVIの正統後継と謳われた実力派バンドがその評価を確たるものにしたセカンドアルバムより鳥肌オープニングチューン。ファーストも楽しめたけど改めてこの曲にトドメを刺された、という人も多いのではなかろーか。

 次作の「3」までは一体何度繰り返し聴いたことやら。その後の凋落ぶりにはマジ涙するしか。俺らのFIREHOUSEを返せ!>誰か


 比較的バラエティに富んだ楽曲を揃えていたファーストに比べ、セカンドは時代もあって全体にヘヴィネスが強調されております。もうちょっとアレンジで捻ってくれれば、後半(8)~(10)あたりの間延び感も薄れたかと思うと残念至極。単発で聴けば悪くないんだけど、やっぱり前作の(4)~(7)みたいな展開を期待しちゃう。

 名バラード(5)はもはやベテランの味。実際キャリア長いってのは置いとけ。わたしゃシャウトするボーカルはそれほど好きじゃないんだけど、コーラスの部品としては別。そりゃシングル売れるよ。同時期の「ピュアソフトメタル」では出色だったもんさ。

 ほんの少しの雑味はあるけれど、何よりこのアルバムは彼らの全アルバム通して最も充実したコーラスワークが聴ける。タイトなリズム隊とコーラスをジャンル問わず最大評価する自分にとってはまさしく不朽の名盤なのだ。ペリーのベースがうねり、マイケルのバスドラが歌う。ビルの自制効きまくりなリフが好きだった。C.J.にはスティーブペリーと同等の評価がふさわしい。

 だから帰ってきて。おねがい。
 俺の耳にはまだIMPホールのカーテンコールが響いているよ。

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