「 2005年05月 」一覧

幻惑のカリフォルニア。

Swirl360California Blur
SWIRL 360
California Blur [2005]

 レビゥ二曲めー。
 シングルにもなるらしいタイトルチューン。(1)のOblivionにも通じるけれど、ロサンゼルスでの暮らしを苦々しくも懐かしく振り返る歌詞が泣かせます。
 前作はどっちかというとベタベタに甘々な歌詞が大勢を占めていたのだけど、今回はそこに「リアル・ライフ」という要素が加わることでよりパーソナルな物に仕上がっています。
 あいたたた……というような生傷晒し系ではなくて、どっちかというとほろ苦いあの日々を振り返る、みたいな感じ。通しで聴くにはよいけれど、果たしてこれが今のUSシーンで受け入れられるのかしらん、とか。UK先行発売は正しい判断かも。いや、それしか販路確保できなかったのか(つД`)
 音は普通。いや本当になんと表現したやら。推敲を重ね重ねて角を取った感じ。暴走しがちなバンドスタイルでこの音を実現してるのは、実はスタジオミュージシャンの扱いがむっちゃ上手いのかも。ていうか元JELLYFISHのRoger Joseph Manning Jr.がいい仕事してんだろうな。

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グラトラBB。

GlassTracker/BigBoy そんな略し方はしねえ>GrassTracker BigBoy

 先日髭男爵に攻め入ったとき、ST250を見てたオイラに同行したセンパイが「この歳で敢えてバイクに乗ろうってのにそーゆー退化はどっか許し難い」と宣われたのだが、確かに「そこでお気楽シングルかよ」という微妙なコダワリは実際の選択に際して出てきそうな気もする。

 でもでも2ストはともかく4発に乗る元気はありません。こないだFZ400のでかさにorzしたところでもあるし。なんかレプリカの頃のFZ400Rと比べても容積1.2倍ぐらいありそうでしたよー。RF400といい勝負じゃなかろうか。


忘却の彼方。

Swirl360Oblivion
SWIRL 360
California Blur [2005]

 ユニバーサル・ミュージックとの確執を疾走系のロックに乗せて語るオープニングチューン。えらく抽象的な歌詞は、事情を知ればかなりストレートに心情を吐露していることがわかる。
 伸びやかで、どこか少年ぽさを残すボーカルが7年前と全然変わっていないのに驚かされる。ざっくりとした手触りのギターサウンドに「ひょっとすると今風にしてみたのかしら」と怯んでしまうけれど、聞き込めば実は丁寧に重ねられていて、決して勢いだけじゃない。リズム体はとても安定していて特にベースラインが気持ちいい。タイコは前作と同じっぽい手クセが感じられたけど同じ人なんだろうか。

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スウォール360‐幻惑のカリフォルニア。

Swirl360 邦題も勝手に付けちまうぜ!> California Blur / SWIRL 360
 つい調子に乗って、普段は滅多に書かないAmazonレビューも。よく考えたらmixiのコミュニティ内でレビューした方がよかったかな、なんてことも思ったりする。手遅れ。
 あー、もういいや。ここまできたら全面的にプッシュしてやる。私家版日本語ライナーノーツ書くぐらいのつもりで。
 ところで今回はジャケットロゴも “SWIRL” と “360” の間にスペースが入ってるので “SWIRL 360” が正しいようです。俺的には “SWiRL360″ の方が好みだったんだけどな。”SwingOut Sister” みたいに(あっちも今は開けてるか)。mixiコミュには検索にヒットするようにカタカナ含めて全パターンを入れてあるさ……。

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