購入前には気づかなかったW63CAの真実(その2)。

 引き続き

  1. ショートカットメニューから機能を起動すると、機能を終了しても(さらには間に別の処理をはさんで終了しても)、明示的に閉じない限りメニューは開いたままである。必ずクリアキーもしくは終話キーで閉じなければいけない。ちなみに(少なくとも)W51CAまでは機能を終了すれば待ち受けに戻っていた。
    さらに、このメニューは電話機を閉じても開いたまま。いわゆる「操作中」状態が続く。サブディスプレイのないW63CAでは次に電話機を使うまで気付く要素皆無なのだが、まさかそれが原因でバッテリ消費が速まったりしないだろうか。液晶消費電力を抑えられる白系の壁紙をデフォルトで持たないW63CAを、どの程度のバッテリライフで運用できるのか今から楽しみ(不安)である。
  2. W63CAメール削除ダイアログメーラのサブメニューから開くダイアログにアクセスキーがないので、選択あるいは全件削除しようとすると途端にキータッチが増える。なぜメニューの下階層でなくダイアログにしているのかさっぱり不明。
  3. メールフォルダに未読件数は表示されるが、空であるかどうかをアイコンで確認することができない。ケータイアレンジの変更でわかるようになるのかどうかは不明。きっと無理だな。
  4. 受信メールのルート直下にフォルダを作る機能が「振り分け」メニューの中にある。どんだけ探させるんだ。
  5. LISMO Portの電話機認識(EZDetector.exeか?)によく失敗する。同じポートにつないでいたW51CAのクレードルではこんなことはなかったし、しっかりクレードルに接続できているかはサブディスプレイで容易に確認できた。
    ひょっとすると、上で書いた「メニューが閉じない問題」に関係しているのかも知れない。
  6. 本当に長い間待たされたが、ようやく両端の欠けなしにポートレイト写真をランドスケープ写真へ回転できるようになった。ただしどうやらそれができるのはWVGA以下の画像だけらしい。表示では6メガ写真も回転できているので、単に処理バッファの容量の問題だろうか。これに関してはモブログするとき天地が狂うのがいやだっただけなのであまり気にしない。
  7. いまだにデータフォルダやMicroSD内の写真をリサイズする方法がわからない。メール添付の際に自動リサイズする機能は発見できたが、データフォルダから開くWVGA画像の編集メニューではリサイズが無効になっている。メール添付ではQVGAに収まるようアスペクト比保存でリサイズされるが、これがまた汚いんだ。
  8. 画像編集は途中で保存しなければ連続して行うことができるが、ふたつめ以降の編集メニューから画像表示に戻ることはできない(ひとつめの編集内容も含めて破棄するしかない)。携帯の開発環境の酷さはあちこちで聞かれるけれども、確実に「設計者をはじめとしてテスターはこの機能を使っていない」と断言できる出来。

 SonicStageとか使い始めたら、また沢山でてきそう。そうそう、管理ソフトが増えたのをランチャーでごまかすのもどうかと思うな。au Music Portは確かに(CASIOのMySyncを基にしているとは思えないぐらい)ゴミだったが、音楽機能に関しては大して使ってなかったこともあって起動の手間が増えただけ鬱陶しいという罠。