自分としては最大の関心事である(つーか他はどうでもいい)、次期Windowsにおけるフォント環境が一部明らかに。
JIS2004対応のMSゴシック3書体、MS明朝2書体はWindows XP向けにも提供される予定。
この書き方だと「日本語のボールド書体を英字フォントと同様に“独立したアウトラインフォントとして”用意する」ってのは行われないようですね_| ̄|○
新デザインの「Meiryo」は、Sans serif系(角ゴシック)のClearTypeフォント。
つーか「ClearTypeフォント」なんてものが存在するんでしょうか?
ClearType=アウトラインフォントを液晶パネルでレンダリングする際に1ピクセルをRGBまで分割してエイリアシングを行う技術、という理解だったんですが……。
別途「ClearType(対応)日本語フォント」を用意してくるということは、従来のWindowsにおける標準的なフォント群まではClearType対応にしてこない(内蔵ビットマップを除去しない)というようにも読めますな。
あるいはシステム側で「埋め込みビットマップフォントを無視してClearType有効」なんて対応をするのかもしれない。だとしたらVISTAは完全にClearType有効を前提とした環境だと言えるし、上で書いた「日本語ボールド書体汚い問題」もなし崩し的に解決したことにされるんだろうな。ますます環境依存が大きくなって「日本語を綺麗に見せたい」人間の苦労が倍増しそうな気がするよ。
あー、あといい加減IEで1バイトと2バイトフォントを別途指定できるようになんねーかなあ(<何年言い続けてることやら)。LANGごとのフォントセットを用意しておいてブロック・インライン要素にLANG属性を反映するだけのことなのにぜんぜん実装される気配がないよ。ワープロじゃ当たり前の機能なのにさ。
一番困ってるのは「ボールド表示の際に指定した英字フォントは美麗なのに(デフォルトフォントで表示される)2バイト部分だけが汚い」ことだから、「Mairyoがデフォルトになれば解決」すると言えなくもないけど……くそう、なんか納得いかん。