母艦ではFLACライブラリがほぼ構築されつつあるわけだが、出先は相変わらずiPodは5.5G 30GBモデルで汲々としている。ビットレートに縛られるのは悔しいが、容量的にはAACを選択するのが現状の妥協ラインとして正解っぽい。
んで、CD黎明期のソースもそれなりに入り交じっているとノーマライズは必須だ。The NightflyのWalk Between the Raindropsを心静かに聴き終わり、そのままNow You See Inside/SR-71やLights and Sounds/Yellowcardに繋がったりすると心臓がいくつあっても足らん。
しかしAACのノーマライズは結構鬼門だ。マイ母艦のプアなスペックも影響しているのだろうけど、iTunesでエンコ済みのAACをAACGainでノーマライズすると5%程度の確率で失敗する。もちろんアルバムゲイン適用なので要する時間を思うと泣ける。
foobar2000でCDイメージ側のゲインは測定済みなので、お手軽さと安定性を求めてNeroAACEncoderも導入してみたのだが、音質とエンコード速度の両面でがっくり。あと、foobar2000ではGracenote CDDBが使えないってのもつらい。意外にFreeDBの間違いは多いのだ。自分でもそれなりにSubmitしてきたCDDBがクローズドな商用サービスになってるのはちょっと悔しいが、またそれは別の話。
どうしたもんかなあ、と思って久しかったのだが先ほどふと解決法を思い至った。
要はエンコ時にGracenoteが参照できて、かつ過負荷にならない環境でノーマライズできて、さらにiTunesのAACエンコーダが使えればいいのだ。要件を分けて考えれば簡単な話。
- Daemon ToolsでマウントしたCDイメージをiTunesでWAVEにリップ(もちろんCD直でもいい)
- リップした楽曲個別のWAVEファイルをfoobar2000で読み込み、Replaygainをスキャン
- Replaygain Processingを有効にして別フォルダへWAVでコンバート
- iTunesでインポートしてからAACに変換
並べるとすげえ単純。我ながらアホすぎる。
というわけでまた賽の河原を始めようとしているわけだが、iPod Classicなら80GBでもノーマライズ済みMP3ライブラリ@VBR192kbpsがそのまま収まるんだよな。どうなんだこの費用対効果って。