社員持株会。

 前の会社の持ち株がようやく精算された。

 退職から4年と3ヶ月、思い出したように送られてくる配当0円の投資報告書と社内事務局からのエクスキューズは相変わらずの困窮ぶりを知らせてくれていたが、それもこれまで。

 在籍している頃から、いや入社直後から「この会社がクライアントならいくらでもしてあげられることがある」と思っていたけれど、結局は中の人にできることの小ささを痛感し続ける10年間だった。
 もちろんそれは他のクライアントに相対するとき隠れたリスクを思い出させてくれるという意味で役に立っているし、今でも顧客としての面白さは失っていない。伸びしろは小さくないと思うのだ。コンサルティング業を自称するには外との「刺激のやりとり」があまりに小さすぎる、その一点を突破してやることで潜在能力を引き出せるはず。そういえば社長のお得意フレーズだったなあ>一点突破

 でも、創業者であるその社長の影響力は僕が退社する時点ですでに弱まっていた(そもそもそれが退職を決めた直接的な理由だ)し、改革を試みた若手幹部のビジネスプランに疑義を唱えて出ていった人間に啓発されるなんて状況を受け入れはしないかな。そもそも僕自身、その環境で10年間を耐えられたという一点で悪い意味での同類あるいは共犯者として見られている可能性が高いし。

 なんとかしてあげたい、なんて歪んだロイヤリティは恒常的な労基法違反の証拠でもある勤怠シートの控えといっしょに捨て去ることとしよう。さようなら。


またやっちまったい。

 昨年までコタツトップとして使っていたThinkpad 390Xが唐突にお亡くなりになり(おそらく液晶フレキだが単体ディスプレイ持ってないので未確認)、この冬は足元寒いと唸りながらデスクトップを使っている。

 そんな中で気になっていたのが、こないだのオフで大量出荷に遭遇したThinkpad X40のリフレッシュPC by イオシス。初期の1.8″ HDDの遅さでつるし上げを喰らい、図らずもリプレース対象のX30シリーズを延命化してしまった曰く付きのモバイルPCだ。
 比較対象が1998年モデルだから少々遅いぐらいなら気にはしないと思いつつ、さすがにアレだけ非難囂々だと腰も引ける。しかし意識の隅にはずっと引っかかっていて、ネタを検索してみたら面白い状況になっていた。

 別の業者からHDDレスモデルとして大量出荷があり、大容量Compact Discと2.5インチHDDコネクタの組み合わせでゼロスピンドル化するというチャレンジだ。Solid State Discはまだそれなりの値段で、古いPCの再生に使うほどこなれてはいない。でも大容量を期待しないモバイルPCであればギガバイトクラスのCFでなんとかなるんじゃね? ということらしい。

 道は拓けた、ということで踏ん切ったのが昨日の深夜。退路を断つためIRCで宣言するもこんな逃げ道を振っておくあたりが小市民。

02:25 >futami< まあ、明日でんでんタウンで必要なものが揃わない状況であれば
02:26 >futami< 一度頭を冷やすいいチャンスだと捉えますw
02:26 <mubou-an_> w
02:26 >futami< K2レコードでCD借りて帰ろう
02:26 >futami< (といいながらiPod買ってたりしそうだから怖い
02:27 >futami< というわけで賭のネタにでもしておいてください
02:27 >futami< 1.ゼロスピX40一式
02:27 >futami< 2.iPod Classic80GB
02:27 >futami< 3.K2レコードで15枚レンタル
02:27 <mubou-an_> 3!
02:27 >futami< 4.その他よくわからないもの
02:28 >futami< 「賭けになんねえぜ旦那」
02:28 >futami< (つД`)
02:28 >futami< おお、一番賭けにならなさそうな5があった
02:28 >futami< 5.寝過ごして起きたら夕方
02:29 <mubou-an_> w

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ハマー・アロウ2008年版。

破魔矢 受験以来いつもおせわになっている六甲八幡神社へ行ってきました。
 後厄になる今年は特に予約したりすることもなく、厄除大祭のごった返しに紛れてアリガトさんでした、と簡単に。

 厄払いというのは結局のところ、ろくでもない事が起きてしまっても「厄除けしといてコレだから、行ってなかったらもっと酷いことになってたに違いない。よかったよかった」と自らを超ポジティブに持っていくためのマジナイだ。

 そういう意味では、昨年の厄払いは本来の目的を実に有効に果たしてくれていたと思う。それまでならクサって放置していたであろうインシデントに対し間違いなく前向きに対処できた。
 ただ、もともと「そちらの属性」だったはずの調整機能がいつになく弱まっていた感はある。ごり押しが過ぎた昨年の反省を今年は活かせますように……。

 その後はHMVでfoo fightersKula Shakerの新譜をようやくゲットしたり。


13年も経てば。

20080117

幼稚園児が大学生に。
当時の中学生だって新しい家庭を持っているかもしれない。
新卒社員も転職が難しくなる。
そんな十二支ひとまわり。

寒さで思い切り出遅れる。
いつもの出勤より少しだけ早めに家を出て、東公園へ。

ボランティアとマスコミがほとんど。
竹灯籠をぐるりと見て回る。

一昨日、NHKのおはよう関西で尼崎市東園田町の町会が紹介されていた。個人情報保護の観点からなかなか整備が進まない災害時の要援護者リスト、その成功事例として町会長氏と地元住民の何人かが画面に映った。

一瞬、懐かしい顔が。まだ元気にしてはったんやと安堵する一方で、映らなかった人たちの「その後」に思いを馳せる。

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当時の出遅れ感が少し懐かしく。

旧バナー(大判)
 ウェブサイトというものをこしらえて、それをほぼ毎日更新するという生活が10年をこえました。あらまあ。

 このサイトの日記が2500日と少し。サボってた2000年9月~2002年4年と2005年4月以降も別のサイトを更新しておりまして、気づけば喫煙と食事に次ぐ精勤ぶり(少なくとも出勤や就寝の回数よりは多い)。仕事ネタ外してよく垂れ流したもんだなあ>人生

 んでまあ、そろそろ止めてもよさげ?
 サイトをおおっぴらにしたのが1998年3月3日なので、それぐらいまでを目処に。
 偶然とはいえ東鳩のシナリオ開始日と同じとは業が深すぎる。

 復活の可能性を残した休止ってのも気持ち悪いし、そういうのって大抵もとの形では復活しないからあまり意味もない。かといってザックリ消してサヨウナラなんてのは、費やした以上の精力をいまだ持ち合わせている若者にだけ許された蛮勇だ。そうなんだよー。
 一応他の人に提供して貰ってるコンテンツもあるし、なにより消さなきゃいけない理由がない。となると凍結が妥当なのかな。

 そして「止める宣言って要るの?」という根本的な問題に戻る。
 うーん。要るか要らんかでいうと、要らんのだよな。きっと。