インレタ野郎と呼ばれて。

Album Listのジャケット表示モード それはカセットテープ全盛時代にシコシコとアルファベットを転写していた作業と限りなく近い。
 そして同時に、いつかは「三方の壁全面がレコードジャケットで埋め尽くされたリスニングルーム」でJBLの4343(別にパラゴンでもタンノイのPrestigeでもYAMAHAの1000モニターでもいい。でもBOSEは論外)を誰に気兼ねすることもなく大音量で鳴らしまくるぜ、と夢想した25年ほど昔の自分に再会する旅でもある。
 要はね、ちまちました作業がどうしようもなく好きなのさ。両手で抱えられるほどの、構ってやらなければ簡単に日常へ埋もれてしまう矮小な世界を手間暇掛けて磨き上げ飾り立てることの空しさと楽しさ。
 ブランクメディアのラベルやMP3のID3タグを空のまま放置しておける人とはお友達になれないんですよ。だってヲタクなんだもーん。
 まあ、そんな話をせずともようやく出来上がった全面ジャケットスイッチ状態のアルバムリストは楽しい。ジャケットで聴くアルバムを選ぶのが楽しいと感じる人間は今後どんどん減っていくんだろうけどね。
 しかしID3V2埋め込みアートワークとFolder.jpgを両方とも(手作業で)用意する阿呆は現時点でもそうそうおらんような気がした。これ今後もCDリッピングするたびにやんのか。


ねむいねむいねむい。

 その理由を不摂生とかバイオリズムじゃなく敢えてグローバルな気候変動に求めてみますよ?
 あなたも先週あたりから不眠気味でしょ。
 福岡のアナタも名古屋のアナタも神奈川のアナタも北海道のアナタも。
 私だけじゃないはず。はずだー。
 というわけでとっとと寝る平日。


iTunes7とか。

Album List for WinAMP5 in Artwork Mode ジャケットのアートワークからアルバムを選んだり、再生中に表示したりとか(こちらは以前からプラグインで見かけたが)、ジュークボックス世代としては少々悔しい機能強化を図っているiTunesの新版。
 今ですらクソ重くて使い物にならないどころかアチコチに迷惑かけまくりの地雷アプリ、この上に「6.0.5に比べてかなり重い」なんて素敵なレポートが出まくってるところへ突っ込んでいくほど人柱体質でもない。
 でもやっぱり悔しいので、WwinAMP用Album Listでのジャケット表示に再度挑戦。MP3埋め込みのアートワークから抽出させるために最新版を使ってみたのだが、やたらBSOD出しまくる不安定さに恐れをなして旧版へ戻している。旧版はサムネイルサイズが96ドット固定、縮小の再サンプリングなし、さらに画像のキャッシュも効かないという悲しい仕様だけど手作業のコンバートで頑張ったよ!
 ……いや、まだまだ先は長いんですが。あと400枚分ぐらい_| ̄|○


続・ケータイ縦書きビューワ

 そもそも読むことを考えてるのに縦「書き」ってどうよ、とは思う。私の場合ワープロというものに触れたのはPC-100のJS-WORD、その次が三太郎なのだが、果たして黎明期の「縦レイアウトが可能な」日本語ワードプロセッサ(例えば専用の縦置きモノクロディスプレイなどを持っていたリポートや文豪など)ではどのように表現していたのだろう。
 ワープロは「書く」ためのものだったから、むしろ「縦書き」で問題ないのか。つまり、ただ「読む」ために文書方向を回転させるようなツールの登場に際してネーミングが検討されるべきだった。
 きっと「使う人=作る人」だった時のネーミングがそのまま残っている状態はあちこちにあるんだろうね。
azur(アジュール) 閑話休題。
 別に誰からタレコミがあったわけでもないが、ぐぐってみれば携帯用縦書きビューワはポロポロ出てきた。そのなかでもメジャーそうなのがボイジャーのAzurというツール。
 ボイジャーといえば、Palm環境でCrsMeDocPookが縦書きに悪戦苦闘していたころに新聞社サイトと組んで「プラグインでのウェブブラウザ縦読み環境」を提供していた会社だ。コンセプト的にはFlashPaperの前身っぽい感じ。そのほかにも面白いプロダクトを色々提供していたが、サーバサイドでのソリューションであったり高価であったりと手を出す気になれない状態だったのを覚えている。ああ、日記に残してたわ。DNPたて書きプラグイン
 今回は2,100円のシェアウェアということで、ひとまず試用してみることにした。前回自作したQXマクロとIrfanviewでのPNG生成はそれなりに満足のいく出力を得られたが、他人の環境で再現させるための個別設定が多すぎて汎用性に欠けるし。

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DSC-W50さわってきた。

Cybershot DSC-W50 先日のスペック比較に続き、本日は実物を。
 先行して発売されたDSC-T10に並べてシルバーと黒。バッテリとメモリースティックは抜かれているので装備重量は体感できなかったが、沈胴式ながら高速な立ち上がりは確認できた。U10から受け継いだ「ボディシャッター開く→即撮影」のT10と比較しても、シャッターチャンスに対する感覚的な遅延はほぼ感じられないといっていいだろう。連続撮影に関してはメモリ書き込みの方が気になる、というのもT10側の3メガピクセル撮影で確認。
 しかし触ってみないとわからないことも。具体的には電源ボタンの位置と形状。右手でのグリップを前提とする場合、W50を稼働状態にするには「シャッターボタンの先にある小さな電源ボタン」を押す必要がある。慣れれば何となりそうなレベルだが、「さあ今だ」と思った瞬間に指が惑いそうな感じもある。その点はシャッターが上下動作であるT10も問題で、U10などの「右側に引き寄せるタイプ」の良さが失われているのだなあ、と。
 実はU10のシャッターは「軽すぎて勝手に開く」という理由でユーザの不興を買い、U20で堅めに改変された経緯がある。T10のシャッターはこの中間ぐらいの重さだが、個人的な嗜好だけでいうとまだ気分的なひっかかりを感じる。ビジュアルブックマークの異名を本当の意味で体現できていたのは、結局のところ初代U10のみであったか。